審美歯科普及協会

治療方法のご紹介

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入れ歯で美しくゆたかな生活を

歯は、仮に1本でも失ってしまうと健康とQOL(生活の質)に大きな悪影響をおよぼします。

① ほかの歯に負担がかかり、耐久性・寿命をそこなう
② 食べ物の消化・吸収に悪影響をあたえる
③ 老化を早めたり認知症を進行させたりする
④ 顔がゆがんだり運動能力を低下させたりする

入れ歯や義歯(差し歯など)は、失った歯をおぎなうことで、これらの悪影響を緩和・解消します。自然な歯を失わないようにすることがいちばん大切ではありますが、失ったら失ったで、そのままにしておくよりは入れ歯・義歯で歯を再建する方がずっといいのです。

入れ歯・義歯のメリットを具体的に挙げましょう。

栄養摂取の状態が良くなる

歯を失うと、どうしても咀嚼(そしゃく)が少なくなります。食べ物を十分にかまなくなるということです。そうなると、人は自然に、知らず知らずのうちに、十分によくかむ必要のある食べ物をさけ、あまりかまなくてもよい食べ物をえらぶようになります。具体的には野菜や魚をさけるようになりますので、植物由来のビタミン、食物繊維、鉄分、カルシウム、DHAやEPAといった、健康を維持するのに欠かせない栄養成分の摂取が不足しがちになります。

入れ歯・義歯を入れることでかむ機能を回復すれば、そのような栄養成分が十分に摂れるようになり、栄養状態がよくなります。

糖尿病など生活習慣病のリスクが低下する

歯を失うと避けがちになる食べ物がある一方で、反対に摂取量が多くなる栄養成分があります。それは糖質、炭水化物です。白米、うどんやそうめんなどは、あまりかまなくても食べられますので、ついついそういった食べ物をえらぶようになるのです。

もちろん炭水化物も大切な栄養成分ですが、とりすぎると肥満、中性脂肪過多、ひいては糖尿病などの生活習慣病をまねくことになります。実際に、歯を失った本数が多いほど糖尿病にかかりやすいという相関関係を示すデータが報告されています。

逆に言うと、入れ歯・義歯によって十分に食べ物をかめるようになれば、糖質・炭水化物であることが多いやわらかい食べ物に依存する度合いが低くなり、ビタミン、食物繊維、DHA、EPAなどをバランスよく摂れるようになるため、肥満や糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクを低下させることができます。

認知症の発症リスクが低くなる

歯がほとんどないものの、義歯を入れてかむ機能を回復させた人は、義歯を入れない人にくらべて認知症発症率が40%も低いことを示すデータがあります。年齢、所得、BMI、疾患、飲酒などのファクターを調整したうえでの一定基準期間内での発症率ですので、「義歯を入れる、入れない」のちがいだけに起因する発症率の差をあらわしています。

因果関係はさだかではありませんが、疫学的には「義歯であれ、歯があった方が認知症発症は抑えられる」と言うことができます。かむことで良い刺激が脳に伝わるということなのかもしれませんし、明るい気持ちで食事や会話ができることによる精神的影響もあるのかもしれません。いずれにせよ、歯があれば認知症になりにくくなるのです。つまり、入れ歯・義歯には認知症にかかるリスクを低下させる効果があります。

若返り効果がある

失った歯の本数が多いと、かみ合わせの高さが低くなり、「老け顔」になりやすくなります。義歯を入れてかみ合わせを修復すれば、その老け顔は改善されます。栄養状態もよくなるので、肌のコンディションもよくなるでしょう。おしゃべりや食事の時に歯を見せられる自信も付くので表情が明るくなり、若々しい印象を与えることができるようになります。

また、かむ動作に関係する筋肉は頭部の下3分の2くらいから頸部にまで分布していますが、顔の表情筋でもあります。入れ歯・義歯でかむ機能を回復されていると、かむ動作を活発におこなうようになりますので、表情がゆたかになり、ほうれい線などのしわが深くならないようになります。

発音がはっきりする

歯が整っていると、発音が明瞭になり、言葉がきちんと伝わるようになります。会話がより楽しめますし、仕事のうえでもプラスになるでしょう。人間は「コミュニケーションする動物」です。まわりの人たちと言葉を交わすことは人間の生きがいとも言えます。義歯で歯を整えることは、その生きがいを支え、人生をゆたかにします。

まとめると……美しく、健康でゆたかな生活に

まとめて言いますと、入れ歯や義歯で歯を再建し、かむ機能を取りもどすことは、人生をより美しく、ゆたかにします。

「美しさ」の面では……

かみ合わせが高い位置になり、老け顔が解消されます。表情筋がよくはたらくようになり、表情がゆたかになります。なによりも、笑顔にこぼれる白い歯は、周囲に明るくさわやかな印象を振りまくことでしょう。

「健康寿命」の面では……

「よくかむこと」は健康の土台です。入れ歯や義歯で歯を再建すると、よくかめるようになって栄養摂取状態がよくなります。よくかむ必要があるビタミン、食物繊維、鉄分、カルシウム、DHA、EPAなどを豊富に含む食べ物をバランスよく摂ることができます。

また、入れ歯・義歯によって認知症のリスクや生活習慣病のリスクも低下することが知られています。

入れ歯・義歯で健康寿命を大きく延ばすことができるでしょう。

「人間は社会的動物」……コミュニケーションがゆたかに

アリストテレスは、人間とは「社会的動物」であると定義しています。他者と関係し合うことこそが人間の本質だということです。つまりは「コミュニケーション」です。コミュニケーションが人間の本質です。

入れ歯・義歯は、人間の本質であるこのコミュニケーションを支えます。発声・発音を正しく明瞭にさせ、上記のゆたかな表情もあいまって、まわりの人たちともども明るく楽しい幸せな関係を築くことが可能になるでしょう。